企画営業ってどんな仕事?

「想い」を「形」にする仕事です

三恒の仕事は、お客様である労働組合の活動にあった広報ツールを作ることがメインです。
新卒採用で採用された方は企画営業部門に配属されます。
日常的にお客様を訪問し、仕事の受注・進行・納品・売上までをプロデュースするのが仕事です。1つひとつの仕事のアウトラインを考え、あらゆる商品を扱います。

ある1冊の機関紙ができるまでお客様のウェブサイトを立ち上げる組合員向けのVTRができるまで

ある1冊の機関紙ができるまで

機関紙は労働組合が組合員に向けて情報発信をしたり、組合員同士のコミュニケーションの場にもなる重要なツール。
今回はある1冊の機関紙ができるまでの流れを、企画営業の視点からご紹介します。

Step 1 打合せ
お客様を訪問し、記事の内容や発行時期などの打合せをします。こちらから記事を提案することもあります。
Step 2 入稿
お客様から原稿をお預かりします。
 
原稿整理
お客様からお預かりした原稿の誤字脱字を直したり、レイアウトを考えたりする、いわゆる編集業務も企画営業が担当しています。どうすれば難しい内容がより分かりやすくなるか、どうすればより心に響くものになるか、腕の見せ所です。こちらで原稿を書き起こすこともあります。
Step 3 組版
営業の作ったレイアウト指定をもとに、社内の制作担当が原稿や写真を入れ込んでいき、実際の紙面と同じような形にします。
 
Step 4 校正
校正紙(ゲラ)をお客様にお渡しして、確認していただきます。修正点があればそれを直す作業をして、紙面をよりお客様の要望にそったもの、間違いのないものにしていきます。
Step 5 校了(校正終了)
お客様から「これでOK」という連絡が来ました! 校正終了のことを「校了」といいます。企画営業の手からは一度離れ、印刷作業へと進みます。
 
Step 6 下版・印刷・製本
作成した機関紙のデータを印刷現場さんにお渡しして、印刷・製本をしてもらいます。
 
検品
刷り上がった機関紙が会社に届きます。きちんとでき上がっているか確認。
 
Step 7 納品
お客様へ機関紙を納品します。「前号の特集、組合員さんからの反響が大きかったよ!」という声をもらうことも。やりがいを感じる瞬間です。

お客様のウェブサイトを立ち上げる

ウェブサイトはタイムリーな情報発信をするために最適なツールです。また、携帯端末が全世代にとって身近になり、紙媒体よりも身近で利用されやすい存在になっています。より正確に、最新の情報がいかに見やすく掲載されているかが大切です。

Step 1 打合せ
組合員が日常的に訪れるウェブサイトをつくりたいというお客様。まずは、利用される場面などを聴きとり、そのために必要なことを考え、調べていきます。管理するお客様、利用する組合員の環境、立ち上げ後の更新体制なども把握します。
Step 2 企画・提案
コンセプトを設定し、企画を作成して、お客様に提案します。サイトの顔となるTOPページのデザインやサブページのレイアウト、ツリー状のサイト構成図等も用意し、立ち上げのイメージが伝わるよう、お客様に説明します。
Step 3 打ち合わせ
お客様からゴーサインをいただきました! 全体構成・掲載内容、ナビゲーションデザイン等の綿密な打ち合わせをします。
また、データをアップロードするウェブサーバなども改めて確認します。
Step 4入稿・原稿整理
お客様から原稿を受け取り、内容をチェックします。レイアウトやデザインは、提案してあったものが採用されたので、それに沿って、各ページに統一性を持たせるように編集します。また、掲載する写真やイラスト、バナー素材なども準備します。
Step 5組版(HTML作成)
印刷物の組版と同様、ウェブでもページを組み立てていく作業があります。利用する機能によってはプログラマーに協力を依頼することもありますが、今回は社内の制作部門に作業を指示します。
Step 6校正
校正データがテスト用サーバにアップロードされたら、掲載した内容、全体のレイアウトやリンク等の動作を確認します。他の企画営業メンバーにも一緒に見てもらい、制作に修正を指示。再びアップされたら、お客様に校正をお願いします。
 
Step 7アップロード(納品)
校正が終了したら、正規のサーバへアップロードし、納品です! 組合員の皆さんに見ていただけるようになりました。
Step 8更新作業……endless
ウェブサイトは立ち上げ後が大切です。定期的な更新がされないとアクセスされなくなってしまいますし、更新の告知なども必要です。更新作業はお客様が直接する場合もありますし、三恒で定期的に請け負う場合もあります。

組合員向けのVTRができるまで

映像は動きや音声によって印象に残るため、理解を促す効果的な手段として組合でも用いられてきましたが、動画コンテンツが いつでもどこでも閲覧できるようになり、さらに身近なツールとして広がりを見せています。
誰でも簡単に撮影して公開することが可能ですが、効果的な動画にするための手順やポイントを踏まえて制作していきます。

Step 1 企画
お客様から組織を紹介する映像をつくりたいとお話をいただきました。組合に加入した方に向けた説明会に使うのだそう。
情報収集ののち、テーマや題材をどのようにするか、必要な素材とスタッフ、機材の想定、費用・予算、納期・スケジュールなどについて企画し、お客様に提案します。
調査、シナリオハンティング
お客様にOKをいただいたので、構成やシナリオづくりの準備にとりかかります。シナリオの元になる資料を集めたり、撮影場所などを実際に視察する「シナリオハンティング」などもおこないます。
Step 2 構成・シナリオ作成
映像の大筋を組み立てます。シナリオは制作する映像の「基本設計図」となります。お客様が用意される場合もありますが、今回はこちらで素案を作り、絵コンテなどを加えてお客様に提案し、手直しをお願いしました。
Step 3 スタッフ・キャスティング
シナリオや予算・スケジュールをもとに、出演者やナレーター、各工程作業者などスタッフのキャスティングをします。今回は組合の役員さんが自ら出演し、説明されることになりました。プロの役者・モデル・声優さんを使う場合もあります。
 
Step 4 ロケハン
撮影は、お客様の職場を中心におこなうことになりました。カメラマンに同行してもらい、ロケハン(ロケーションハンティング)です。収録場所の広さや背景、外光や屋内照明の強さ、音響環境などなど、事前にチェックしておきます。
 
Step 5 撮影
前日までにカンペや機材の準備をしておき、いざ本番へ! カメラポジションやカメラワーク、照明の決定、マイク等のセッティング、リハーサル、本番という流れで撮影が進みます。
 
Step 6 素材制作、録音
撮影した映像以外にも、掲載するパンフレットや写真、動画など、使用する素材をお客様からいただきます。原稿をまとめ、編集担当者に渡します。
 
Step 7 編集
編集担当が、動画編集ソフトを使って組み立てていきます。素材の選択と分類、カットの配置、つなぎ、テロップや視覚効果、音響効果を加えるという流れで作業が進みます。
 
Step 8 試写、納品
編集した映像は内部チェックの後、お客様に試写で最終確認をしてもらいます。
いくつか修正を加え、OKをいただいて、納品へ。お疲れさまでした!