三恒のお客様

労働組合がお客様

三恒は主に労働組合をお客様としていますが、それはなぜなのか、そもそも労働組合とはどのような組織なのかご紹介します。

なぜ労働組合がお客様なの?労働組合って?労働組合はどう運営されている?労働組合はどんな活動をしている?

なぜ労働組合がお客様なの?

働く人たちに役立つ仕事がしたいから

 私たちは「働く人たち」のために仕事がしたい、と考えています。
 社会がより豊かになるために、企業が発展することはもちろん大切なことですが、その企業を支えているのはそこで働いているたくさんの従業員の方たちです。その人たちが働きやすい環境で、安全・健康に仕事ができ、より良いくらしを送ることができるよう、私たちにできる仕事がしたい、と考えています。

「お客様が労働組合」とは、「働く人たちのために仕事をする」ということ

 働く人たちのより良い生活や権利を守るためにある組織が労働組合です。だから、私たちのお客様は労働組合です。
 この労働組合の活動をお手伝いすることで、より多くの人が幸せになれることを信じて、私たちは仕事をしています。

労働組合って?

働く人を支え、くらしを守るための組織

 労働組合とは、労働者が集まって(団結)して、賃金や労働時間などの労働条件の維持・改善や、経済的地位の向上を図るためにつくる団体です。つまり、働く人たちの職場を守り、暮らしをより良くしていくのが労働組合です。

働く人の意見を職場に反映させるために労働組合が必要

 会社と労働者という関係では、会社の方が立場的に強いというのが一般的です。例えば、もっと給与を多く、もっと働く時間を短く、といった要望を一人で会社に訴えるのは相当な勇気と覚悟が必要です。しかし、労働組合であれば、働く人の代表という立場で雇う側と対等に話し合うことができるので、働く人の意見を会社に伝え、働く環境に反映させることが可能になります。
 職場環境をより良くしたいと願う人を支え、仕事にやりがいを、生活に充実感をもたらすことができるのが労働組合です。このように、待遇の改善、職場の不満の解決は、働く人が力と力を合わせて初めて実現できます。

労働組合はどう運営されている?

組合員が主役! その意見をもとに労働組合は動きます

 現在の日本の労働組合の多くは、企業ごとに労働組合を組織している企業内労働組合というものです。三恒でお付き合いしているお客様もほとんどがそうです。
 地域や営業所ごとで支部、分会などの活動単位に分かれ、それぞれの職場で起きている問題に取り組んでいます。

誰がやっているの?

 その会社で働く従業員のうち、組合費を払っている人たちが組合員となります。選挙で代表者たち(組合役員)を選び、選出された組合役員が会社との交渉や労働組合の業務を行ないます。

どうやって運営しているの?

 組合員が納める組合費で運営します。つまり、 会社からお金をもらって運営している訳ではなく、 会社とは別の組織です。実際の組合運営は組合役員たちに一任しますが、あくまでも主役は組合員です。そのため、組合員から、どうしたら働きやすくなるのかなど様々な意見や話を聞いて、それを実現するべく会社と交渉します。

どうして会社と交渉できるの?

 労働組合が法律で守られているからです。労働三法(労働基準法、労働組合法、労働関係調整法)や労働三権(団結権、団体交渉権、団体行動権)などで、労働者の権利が保護されています。

労働組合はどんな活動をしている?

賃金・一時金、等交渉

毎年1回(組織によって異なります)、1年間の賃金・一時金などを決めるため会社と組合が交渉します。これを春季生活闘争(春闘)と言います。

労働時間の短縮

春闘などでの会社との交渉もしますが、それだけでなく職場単位で仕事の効率化について話し合ったり、休暇取得を促すツールをつくったりもします。

安全衛生の取り組み

事故や怪我がなく健康的に働けるよう会社と交渉したり、注意喚起したりします。また、近年増えていると言われるメンタルヘルスの取り組みも行ないます。

福利厚生・共済活動

結婚、出産の祝い金や事故、病気の見舞金など、生活に合わせた共済制度の充実を図っています。リゾート施設、映画館、遊園地などの斡旋もしています。

レクリエーション

同じ職場や同じ産業で働く仲間同士の交流の機会も設けています。

その他いろいろ

職場で働く人たちの役にたつことならどんなことでも取り組むのが労働組合です。